いつもの遅い夏休みはどこへ行こうかと考えていたけど、今年は何も考えずにゆっくりできるところが良いということでビーチで探していた。そんなところへ今ベトナムのダナンが熱いと友人から教えてもらった。
早速調べてみると今や海岸沿いには欧米系のリゾートホテルが立ち並び、かなり開発が進んでいるらしい。 すぐに決めて予約を取ろうとしたけど、ホテルがなかなか取れない。後から分かったけど、地理的にお隣の中国や韓国からの旅行者が多くて、しかもちょうど中国の連休が重なっていた。結局、航空券はエクスペディア、ホテルはHotels.comでなんとか確保できた。しかし最近はどこの国へ行っても中国人が多くて、日本人はほんとに少ないと感じる。
日本からベトナム航空の15時30分発の直行便で19時にはダナン空港に到着。時差は2時間なので5時間半のフライト。近いのもダナンの良いところ。空港からはタクシーで20分位でホテルに到着。空港ではタクシー乗り場で色々と声を掛けてくるけど、安心のマイリンタクシーを逆指名して、料金は800円ぐらい。緑の車体が目印。
今回は何も考えずゆっくりすることが目的なので、ホテルはちょっとフンパツして五つ星のフラマリゾートダナンにしてみた。到着するとまずはドラゴンフルーツのウェルカムドリンクが嬉しい。
さすがの門構え。ビルみたいなリゾートホテルも立ち並ぶ中でアジアモダンな感じがとても心地良い。最初はハイアットに泊まろうとして予約が取れなかったけど、結果的にこっちの方が良かったのかも。場所的にもハイアットは中心街から少し離れていて、ちょっとした外食にもタクシーが必要だったはず。
部屋はOcean Suite Studioというオーシャンフロントのお部屋。
自分のベトナムのイメージにはなかったザ・ビーチリゾート。ずーっと白い砂浜が続いている。
9月ということで少し涼しくなっているのかと思いきや連日35℃を超える猛暑。ただ日本のような蒸し暑さはないので、日陰にいれば涼しい。避寒地というのが正しいかもしれない。海は今までで一番と言えるくらい最高。遠浅なのに適度に波があって、しかも水が温水プールみたいに暖かい。そしてほとんど人がいなくて貸し切り状態。こんな入りやすい海は初めてだったので、ついついボディボードを借りてはしゃいでしまった。
ベトナムと言ったら春巻。生春巻や揚げ春巻などどれも美味。
ダナンは海辺の街なので海産物も新鮮で安心。
ベトナム料理は香草などが入っていて異国感は確かにあるけど、全体的に繊細な味付けが多くて美味しい。ここはLam Vien Restaurantというお店で、隠れ家のような(笑)雰囲気が良かった。
ダナンの市街地。日中は暑いので歩いている人はほとんどおらず、バイクの数がハンパない。老若男女問わずどこへ行くにも乗っていく感じ。バイクは原チャリのタイヤを大きくしたようなタイプが多い。街中の大きな交差点でも信号がほとんど無いのには驚いた。前後左右からクラクションを鳴らしながらバイクや車がガンガン突っ込んでくるけど、みんなギリギリのところですれ違っていく。
ビールはとにかく安い。
フルーツは何を食べても美味しい。さすがにドリアンは食べる機会は無かったけど。
この日は世界遺産ホイアンの街へ。泊まったフラマリゾートダナンでは無料の送迎バスを出してくれているので気軽に行ける。行ってみると街並みは確かに綺麗だけど、通りのお店がほとんどお土産屋さんで、あまり歴史を感じるものが無かったのは残念。
市場が続く通りもある。なかなかのカオスだった。
ノーコメント。他でも見かけたのでこれはこれでチェーン店らしい。
ホイアンで楽しみにしていたのが食事。なかでも揚げワンタンは良かった。
レストランでもビールは安い。どこでもだいたい150円位でボトルが飲める。ジュースより安い。
春巻のフライ版みたいな感じ。これも美味しかった。
石の上で焼いてくれるフィレミニョンのステーキ。ここでは2人で飲んで食べても4,000円弱と安かった。Babylon Steakgardenというフラマリゾートやプルマンからすぐ近くのお店で、サービスも良くてオススメ。
ダナンの市街地にあるハンマーケット。正直言ってあまり衛生状態が良くなく、お土産を買うようなところではなかった。
街中にはクーラーの効いた今時のカフェもある。濃い目でナッツ感のあるベトナムコーヒーが疲れを癒してくれる。ちなみにブラックコーヒーを頼んでもどこでも有無を言わせずに甘い。ブラックとホワイトとあってもミルクの有無だけ。
地元のLARUEビール。キンキンに冷えたものをだしてくれるけど、途中でグラスに氷を入れてくれるのもこちらでは一般的らしい。
初めて訪れたベトナムはイメージと違ってかなりの開発が進んでいながらも、人も優しくて昔ながらの面も残した多面性を持った国で、とても気に入ってしまった。海でもプールでも泳ぎまくって、昼寝して、本読んで、美味しいものを食べて、呑んでと最高にゆっくりできた。また行きたいと思う国がひとつ増えた。