6月に入ると雪代も落ち着いて、いよいよ標高の高い山岳渓流も本格的なシーズン到来。ただ既に梅雨入りしたこの時期はなかなか休みと天候が合わない。天気予報とにらめっこして、フットワークの軽さがポイントとなってくる。この土曜日はちょうど梅雨空の谷間が当たって、急遽前日の夜になって釣行を決めた。そこから30分で準備して、ソッコーで寝て、5時に起きて出発!
まずは新規開拓ということで、アサイチは去年気になっていた川をチェックしにいく。途中何台かの車が止まっていていくつかのポイントには入れなかったけど、川に降りると誰もいなかった。あれは山菜採りの車だったか。山菜採りと釣りの車を見分けるのはホントに難しい(笑)。この時期の緑は瑞々しさに溢れていて、実に美しい。
さっそくカワイイ子達が癒してくれる。 名付けてニッコウ癒し系軍団。朱点がステキ。この川は魚のストックはあることが確認できて満足。バックアップの川が一つ出来た。こういう地道なチェックも大事大事。
今回から新調したアイテムを投入。渓流だと川に降りる時や、川から上がる時に少し危ないと感じることがあると思う。最近はゲリラ豪雨の様な天候の変化も大きくて、少し難しい判断を迫られることもあるので、安全装備の必要性を感じていたのだった。
とは言っても、沢登りをするわけでは無いし、釣りに集中できないほどの重い装備は必要無い。垂直降下するような装備もいらない。イロイロとクライミング系の人達にも相談したところ、スリングと8mmの補助ロープのセットにしてみた。
スリングは言ってみれば単なる輪っかなんだけど、木に回して支点を作ったり、肩や股に回したりと使い道が広い便利グッズ。ちょっと厳しいかなというようなところを降りていったりする時は補助が作れる。持っていると安心。今シーズンでもう少しシステムを詰めてみたい。
最初の川はサイズが上がらなかったので、別の川へ。しばらくは同じ様なサイズが続いたけど、いかにもなポイントが出てきて慎重にキャストすると、あきらかに今までとは違うサイズ!流れに乗られるも、なんとかいなしてキャッチ。
尺に届いたかと思ったけど、28cm。それにしても美しい。見惚れてしまった。
この魚で何かすっきりとハマった気がして満足してしまった。この日は夕方まではやらずに早上がり。こんな日があっても良いだろう。
結局この日は川で1人も釣り人には会わなかった。 やっぱり山岳渓流は楽しい。