やって来ました、恒例の江戸前の釣りを学ぶ会。ここ2年はコロナ禍で中止が続き、今年ようやく開催となった。今回のテーマはタチウオジギング。ルアー船で有名な深川の老舗船宿、吉野屋さんより出船。相変わらず暖簾がかっこいい。
出船の前にみんなでレクチャーを受ける。講師は雑誌「釣り情報」の根岸さん。
船で一時間弱走って、ポイント到着。東京湾はだいたいポイントが一緒なので、家から近い船宿で船で走るか、遠い船宿に車で走るか、って感じ。朝は近い方が楽だけど、帰りの船が結構長い。この辺は好みが分かれるところ。
一投目にいきなりヒット。「我先」作戦が効いたようだ。ガツンと食って、めちゃくちゃ引く。コロナ禍でめっきり釣行も少なくなってしまったので、ひさびさの魚の強い引きにテンションが上がる。
今回はチャンネル登録者数63万を超えるYouTuberのマルコスさんも参戦。調子の悪かった右舷でも早々に釣り上げ、さすがの実力。やはりメディアに出てる方は映え方がハンパない。
まわりも順調に釣れていく。
自分は竿頭を目指して途中まで船中トップを快走するも、あえなく失速。だけど、秋晴れの強い日差しのもと、コロナ禍も忘れるぐらい笑いの絶えない楽しい釣りだった。
早上がりで上がった後は吉野屋さんの屋形船に移動して食事会。新鮮なネタの揚げたての天ぷらが次々と出てくる。まずはフワッフワッのタチウオから。
タチウオも入った美味しいお刺身各種。
そして、トリはつり人社の鈴木康友会長に江戸前の釣りについてのご講談をいただく。江戸前とは本来はうなぎのことを指していたようだ。そしてもともとタチウオ釣りは江戸前の釣りではなく、関西の釣りであったとのこと。今も東京湾の環境のために精力的に活動されている鈴木会長のお話はどれも興味深く引き込まれた。
オンラインでPCの中ではお会いしていたけど、久しぶりに実際にお会いできた方も多く、燦々と陽が降り注ぐ船上での一日は、コロナ禍の鬱憤を晴らす楽しい一日となった。まだまだ気を抜くこと無く日々の生活は気をつけなければならないけど、近いうちに気兼ねなく遊べる日が来ることを信じて、明るい希望を持って日々生活していきたい。