東京で桜が咲きはじめる頃、多摩川にマルタウグイが遡上してくる。ちょうど車検で車が無かったので、電車で行けるフライフィッシングに行ってきた。
電車なので荷物は出来るだけ少なくしたいところ。ここでも先日書いた記事のシンプルなスタイルが活きてくる。多摩川ならフライボックスも絞れるので普段より少なく、サコッシュとニーブーツと竿とリールを小さいバックパックに詰めて終わり。これなら電車で周りに好奇の目で見られることもないし、帰りには二子玉川で買い物もできる(笑)。竿は6ピースにすれば完全に分からなくなるけど、今回は9フィート6番の4ピースをチョイス。
ニーブーツはパッカブルの折り畳めるやつを持ってると便利。ウェーダーよりは入れる場所は限られるけど、川のポイントへのアプローチさえ考えれば、今回はこれで十分。
今回は登戸あたりから魚を探しながらゆっくりとお散歩気分。週末の多摩川は平和で、いろんな人がそれぞれ川のある生活を楽しんでいる。河原では春の訪れを感じられた。
川沿いをひたすら歩いて行くと、一ヶ所バシャバシャとマルタウグイが溜まっているポイントに遭遇。写真の右の釣り人の前の白波は全部マルタのもの。こんな瀬を背ビレを出しながら登ってくる。
しかし、魚がいるってことは人も集中するもの。 フライやルアー、老若男女が入れ代わり立ち代わり、入る隙がまったく無い。だけど、中学生ぐらいの子供達が一生懸命釣りをしているのを見るのは嬉しかった。しばらく眺めているだけでも面白かったが、さらに歩いて行くことに。
何匹かの魚を見つけたけど、ヤル気にはなってくれなかった。また行こう。